くりぃむしちゅーのANN

day390

お笑いラジオスターウィークの火曜日に放送された、くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン。めちゃめちゃ面白かった。有田さん曰く、不定期とはいえ「レギュラー枠」としてあり続けるこの番組。今回も特番ではなく第164回の通常回として放送していたのだが、名物コーナーの「ツッコミ道場例えてガッテン」の面白さは異常だった。ぺこぱ、ミルクボーイといった今の時代を代表する漫才の形に、番組内ではおなじみの大橋マネージャーや済済黌ラグビー部の先生を元ネタを絡めたり、くりぃむしちゅーの過去の漫才をベースにしたWユー(内田裕也松田優作)ネタがあったりと、今と、番組が過去積み重ねてきたものを組み合わせる秀逸なネタ葉書の数々に、爆笑すると同時に少し感動さえしていた。

くりぃむしちゅーのANNは、何かにつけてもやもやしていた高校時代の僕にとって、一つの救いだった。毎週生で聴いて、MDに録って翌朝また聴き直していたし、授業中にネタを思いついたらノートの余白に書き込んだりしていた。残念なことにネタ葉書は一度も読まれたことがなかったけれど、番組中に送ったメールが読まれたり、CM明けにリスナーが喋るスポット(くりぃむしちゅーに向かって話すコーナー)で2回出られたことは、当時の僕にとってはこの上ない喜びだった。今も実家に録音したMDと番組のノベルティグッズが大切に保管されている。何の取り柄もなかった高校時代を色づかせてくれた思い出。

番組中、上田さんが「次放送するときも、今回の放送を流しても何も変わらないだろ」という旨を指摘していた通り、元ネタはずっと聴いているリスナーでないと理解できないようなものもいくつかあった。確かにそうだなと少し切ない気持ちにもなったけれど、それでも、その聴いていないとわからない感じがリスナーの心を掴んで熱量を生み、至極なネタとなって昇華されて番組の強度をグッと上げてきたのだとも思う。あれから時が経って価値観がアップデートされた中で、積み上げてきたものと今とをいかに混ぜ合わすか。エンディングのBGMには変わらず銀杏BOYZ夢で逢えたらが流れてきてまた少し泣きそうになる。

改めて振り返ると、自分が好きになるものの多くは自らのコアの部分に響くものなのだと実感する。その感覚を言語化できるようにならねば。自分が面白いと思うものを追求していく気持ちは持ち続けていたいし、思っているだけじゃなくて行動で起こさねばと。ラジオを聴いてエモーショナルな気持ちになりました。

オールナイトニッポン | STVラジオ | 2020/09/22/火 | 25:00-27:00 http://radiko.jp/share/?t=20200923010000&sid=STV