30歳を過ぎてからバンプにハマる

day352

先月、BUMP OF CHICKENのライブを観にZEPP札幌に行ってきた。ツアータイトルは「aurora ark」。新譜のaurora arcリリースによるツアーで、全国各地、ドームからライブハウスに至るまで大小様々な規模の会場で公演。

素晴らしいライブだった。なんというか、バンプの偉大さやライブで観るということの醍醐味を噛み締められるような体験だった。

最新作のaurora arcから多くの曲を演奏。オーロラの弧を意味するタイトルのこのアルバムは、コンセプトそのままに目の前に広がる風景が想像させられるような曲が多くて、腕に光るフラッシュモブの煌めきとステージの佇まいをじっくりと見入った。好きで何度も聴きこんでいたアルバムなのだけれど、ライブで聴いて改めて彼らの鳴らす音楽は体の内側から何かを響かせてくれるような、自分にとって大切なものを呼び起こされるような感覚を味わった。あと、往年の名曲も演奏してくれて、天体観測とsupernovaの歌詞に泣きそうになった。懐かしさとかではなくて、30歳を過ぎた今感じる歌詞への共感。

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30歳を過ぎてからバンプにハマるとは思いもよらなかった。僕が中3の頃にメジャー1枚目にして傑作「jupiter」が発売されたのだけれど、聴き込むようなことはしなかった。何故なら当時の僕はひねくれていたから。それを格好良いと自惚れている節もあった。高校に入ると、周りの友達が聴いているのを知るとさっと引いて、なるべく他の人と被らないような何か(自分にとって)新しい音楽をむさぼるように探る作業に全力を尽くす、見た目もやっていることも冴えない男子校生だった。だから人気のあったバンプも多分に洩れず聴いていなかった。

時が経ち、奥さんと出会ったことがバンプに興味を持つきっかけとなった。奥さんは大のバンプファンだったのだ。学生時代のような尖った変なこだわりを鞘に収めてflame veinユグドラシルorbital periodとアルバムを聴いてみると、みるみるうちにどっぷりとハマっていった。歌詞で描く世界が己の内面から身近な生活に感じるものが多くて意味を追ってしまう。もっと知りたくて歌詞をノートに書き写したりもするくらい。いつからか自分にとっての応援歌に捉える曲と出会えたりして。そして作品毎の音の変化も興味深い。かき鳴らしたり、アコギを爪弾く表現の初期作から、ray、最新作のaurora arcの電子音を駆使した煌びやかな世界観へ変遷していく様は、彼らのやりたい音楽と時代性が結びついていてこれまた表現として素晴らしい。

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バンプを観た帰りの車内は、ライブの感想とバンプの音楽に溢れた。やっぱり好きな音楽のことを話し合っている時が何よりも楽しいなと思う。大人になってからこんなに何かにハマれることを教えてくれるとは。毎週bay fmで放送のメンバーによるラジオ番組pontsuka!!もストリーミングで聴いている。大切なことに気づかせてくれた音楽。もっともっと知って聴き込んでいきたい。