小山田壮平/「ゆうちゃん」の愛おしさ

day205

小山田壮平/ゆうちゃん - YouTube

andymori、現在はALというバンドで活動する小山田壮平さん。シンガーソングライターとしてソロでもライブを行なっている彼のゆうちゃんという曲について。

この曲の中で紡がれるのは仲の良い友達とのどこにでもあるような日常で、ゆうちゃんを友達に持つ「僕」の一人称で語られる何気ないエピソード。ライブのMCでは小山田さんの「小学校の友達」と話していたので実在するモデルがいると思われる。ということは僕は小山田さん自身を指しているのだろうか。

主人公の僕は勉強も分からないしバレーボールも下手。朝も起きれないそんな少年だけれど、ゆうちゃんがいるからそんなことはどうだっていい、ゆうちゃんが僕を手助けしてくれるのだと歌う。でも表現に溢れるのは、ゆうちゃんに対する一方的な期待ではなく、存在そのものへの信頼。「ゆうちゃんがいてくれるからなんとかなるよ」という言葉に、助けを求めるだけではない心の中にある存在の大きさ、愛情の様なものを感じられる。

そしてゆうちゃんも「僕」のことを大切に思っているよう。僕の奔放さや、好きなことを語る時の熱量とその無邪気さといった、自分に無いものにお互い惹かれあっている感じ。この曲を聴くと、好きな友達のことを思い浮かべる。たわいもないことも、デリケートなことも、それを話せたり一緒にいてくれる存在の大きさ。分かりやすい言葉とエピソードによって友達っていいなって改めて思わせてくれる、とても愛おしい曲です。

先日札幌芸術の森、OTO TO TABIのライブでこの曲を聴いてから、歌詞とメロディが心に残っていました。今宵も聴こう。